建築基準法の防火規定|防火区画や防火設備と防火戸をまとめて確認

一級建築士学科試験法規の防火関連はもっとも難しい部分ですよね。

特に防火区画や防火設備、防火戸といった範囲は用語も似ているし、数値がたくさんあって何度問題を解いても正解しないという声をよく聞きます。

そこで今回は、防火関連の用語や規定をまとめてみました。

頭の整理整頓に活用できますので、さっそく見ていきましょう。

もくじ

建築基準法の防火関係用語

防火関係の用語を見ていきましょう。

主要構造部

壁柱床梁屋根階段と早口で覚えましょう。

構造上重要ではない間仕切り壁や、最下階の床、ひさし、屋外階段は含まれないので注意が必要です。

延焼のおそれのある部分

隣地境界線、道路中心線、同一敷地内の2以上の建築物相互間の外壁感の中心線

から

1階=3m以内
2階以上=5m以内

の距離にある建築物の部分をいいます。

防火と耐火の違い

耐火性能や耐火性能、防火構造や防火性能という言葉が出てきて紛らわしいと思っている方が多いようです。

ここでは防火耐火の意味を確認することでごっちゃになっている状態をすっきりさせましょう。

防火というのは火を防ぐということですよね。

要するに隣の建物の火事が自分の建物に延焼しないように外壁と屋根で防ぐということです。

耐火は火に耐えるということですよね。

要するに自分の建物内部で起こった火に対して倒壊しないように柱や梁を強くして耐えるということです。

これだけでけっこうすっきりしたんじゃないでしょうか?

耐火性能防火性能の詳細は令107条と108条を開けるようにしておけば大丈夫です。

不燃材料や準不燃材料、難燃材料については108条の2ですから、まとまって載っています。

準耐火建築物

準耐火建築物はかなり分かりづらいですよね。

イ準耐・ロ準耐という言葉は知っていても、それが法令集のどこに載っているのかが分からないんですよね。

そこでどこのサイトや参考書にも載っていないほど簡単にまとめてみます。

準耐火建築物(法2条9の3イ・ロ)

イ準耐
45分耐火のイ準耐(令107条の2)
1時間耐火のイ準耐(令115条の2の2)

ロ準耐
外壁耐火のロ準耐(令109条の3 一号)
不燃軸組のロ準耐(令109条の3 二号)

以上です。

これだけですから、法令集でしっかり見ておきましょう。

建築基準法の防火規定

防火関係の規定をまとめてみました。

大規模建築物の主要構造部

高さ13m、軒の高さ9m、延べ面積3,000m2を超える建築物に適用されます。

法22条区域

駅周辺等の防火地域や準防火地域以外で指定される区域のことです。

耐火建築物又は準耐火建築物としなければならない特殊建築物

法別表1を開いて読んでおきます。

ちょっと見にくい表なので分かりやすくしてみます。

(い)の用途を簡単に言い換えます。

(一)興行
(二)宿泊
(三)教育
(四)商業
(五)倉庫
(六)自動車関連

よく読んでおきましょう。

防火・準防火地域内の防火規定

防火・準防火地域内では、建築物の用途にかかわらず面積・回数によって防火性能が要求されます。

法61条?法63条までを即座に開けるようにして、理解もしておきましょう。

載っている場所が分かりさえすればあとは慣れです。

無窓の居室

防火上の無総の居室について理解しておきましょう。

法35条の3、令111条に載っています。

詳しくは無総の居室の記事を参照してください。

 

防火区画

防火区画については令112条です。

区画の種類を覚えましょう。

面積区画(1項?4項)
高層区画(5項?8項)
竪穴区画(9項)
異種用途区画(12項、13項)

この他に、以下もチェックしておきましょう。
防火区画の構造(10項、11項)
防火設備の構造(14項)
貫通孔のすきま(15項)
ファイヤーダンバー(16項)

大切なこととして、インデックスとマーカーはデフォルトのものを必ずセットアップしましょう。

完璧にマーカーを入れるには7時間くらいかかると思いますが、最低限必要なので、必ずやりましょう。

それに加えて自分なりのインデックスやマーカーを入れます。

内装制限

内装制限は法35条の2、令128条の4です。

令128条の4のタイトルは「制限を受けない特殊建築物等」となっていますが、各項の最後に「以外のものとする」とあり、二重否定ですから、分かりやすくするためにタイトルを「制限を受ける特殊建築物等」に変えます。

さらに、各項の最後の「以外のもの」を二重線で消します。

二重線はシャープペンか鉛筆など、消えるもので書くと良いでしょう。

防火設備とは

防火設備は令112条14項に構造の規定が載っていますが、法令集を読んでもいったいそれが何かが分からないと思います。

具体的には、防火戸や防火シャッター、スプリンクラー、排煙設備、火災報知機などの火災を防いだり広げないための設備です。

通常の火災による加熱に対し、20分間火を遮断できる性能が要求されています。

【関連】

以上今回は

  • 防火関係の用語
  • 防火規定

 

という内容でお送り致しました。

防火関連の問題は解くのに時間がかかりますから、一番最後に解くようにすると良いですよ。

それではじっくり勉強して本番では特異範囲にしてしまいましょう。

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