一級建築士試験の施工(RC調合とコンクリート工事)の勉強法や暗記法から過去問まで

一級建築士試験試験の施工は暗記がキーポイントになってきます。

RC型枠工事編でも触れましたが、このあたりは現場監督経験者以外の場合かなり苦手とする受験生が多いです。

そこで今回は学科「施工」のRC(鉄筋コンクリート造)のコンクリート工事を分かりやすく整理しながら解説します。

さっそく見ていきましょう。

もくじ

一級建築士試験の学科「施工」RC(鉄筋コンクリート造)コンクリート工事の暗記法

今回はRCのコンクリート調合計画とコンクリート工事に関する暗記事項をみていきます。

コンクリートの調合計画

施工の項目は簡単です。

参考書やテキストをしっかり読んで理解することでだいたいOKになります。

ですが数値の引っ掛けには注意が必要です。

下の表を見て数値を暗記しましょう。

水セメント比 65%
(高炉セメントB=60%
単位水量 185kg/?以下
単位セメント量 270kg/?以上
(高性能AE剤使用=290kg/?以上
スランプ 18cm以下
軽量コンクリートの場合21cm以下
空気量 4.5%
軽量コンクリート=5%
塩化物イオン量 0.3kg/?以下
骨材中塩化物の許容差 ±0.04%
スランプの許容差 呼び強度18~21=±2.5cm
5、6.5=±1.5cm
27以上で高性能AE減水剤使用時=±2cm
空気量の許容差 ±1.5%
高流動コンクリートのスランプフロー 55~65cm

コンクリート工事

コンクリート工事はほとんど読むだけで理解できると思います。

ちょっと紛らわしいところがありますので確認してみましょう。

構造体コンクリートの試験と受入検査の圧縮試験

各試験で供試体をいくつ採取するか、というのが紛らわしいので整理します。

構造体コンクリート試験
打込み日、打込み工区ごと150?ごとに1回を1検査ロットとする
任意の3台の運搬車から1個ずつ合計3個採取した平均値を1回の試験結果とする

受入検査の圧縮試験
打込み日、打込み工区ごと150?ごとに1回試験するものとし、3回を1検査ロットとする
任意の1台の運搬車から採取した3個の供試体の平均値を1回の試験結果とする

これでも分かりにくいですよね。

こう覚えましょう。

構造体コンクリート試験
3台×1個×1回=3個

受入検査の圧縮試験
1台×3個×3回=9個

まとめると、

構 3×1×1=3
受 1×3×3=9

コンクリートの湿潤養生の期間

他の記事で出てきた型枠の存置期間と混同しないように気をつけましょう。

セメントの種類・級 短期・標準 長期・超長期
早強 3日以上 5日以上
普通 5日以上 7日以上
その他 7日以上 10日以上

3、5
5、7
7、10

です。

頭のなかで唱えるときは、

3、5、5、7、7、10

と一気に唱えます。

各種コンクリートの色んな値がありますが、細かいので今はまだ覚えなくて良いと思います。

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一級建築士試験の学科「施工」RCの過去問2

平成25年度の「施工」問10をやってみましょう。

コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.調合管理強度を 27N/m㎡、スランプを 21cmと指定された高性能AE減水剤を使用したコンクリートにおいて、受入れ時のスランプ試験の結果が23cmであったので、合格とした。

2.フレッシュコンクリートの試験における温度測定は、スランプ試験を行った直後の試料に、接触式のガラス製棒状温度計を挿入して行った。

3.コンクリートの受入れ検査において、スランプ試験が合格、空気量試験が不合格であったため、新しく試料を採取して、再度、スランプ試験及び空気量試験を行ったところ、いずれも合格であったので、そのコンクリートを合格とした。

4.普通コンクリートにおける構造体コンクリートの圧縮強度の検査において、1回の試験に用いる供試体については、工事現場において適切な間隔をあけた3台の運搬車から各1個ずつ、合計3個採取した。

答えは「2」です。

1.はスランプの許容差を覚えれば簡単ですよね。

4.は構造体コンクリートの圧縮強度検査を覚えれば簡単です。

2.3.は当時の新規問題でした。

2.は、温度測定はスランプ試験とは別の試料を採取して行うそうです。

3.は、コンクリートのばらつきや試験の誤差があることから、別の供試体を採取して合格値が出ていればOKなんだそうです。

よく考えれば当然ですよね。

ほんの小さな供試体が許容値を超えているからって、何?ものコンクリートを廃棄するなんてもったいないし経済的損失が大きすぎますもんね。

はっきりいってちょっと難しい問でしたね。

しかし、新規問題が出たら皆難しいと思っていますから、安心して解いてしまいましょう。

今回のように2枝に絞れるようにすれば、あとは冷静に現実的に考えれば正解できるんじゃないでしょうか。


いかがでしたでしょうか?

今回は

  • 「施工」RCの暗記法(コンクリート調合計画、コンクリート工事)
  • 過去問を解いてみよう

 

 

という内容でお送りいたしました。

もっと深く知りたい、と思った方、ぜひその探究心でより深く広く学んでいってくださいね。

このサイトでもだんだんと深い所も突いていきますので、時々チェックしてみてください。

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